COLUMN コラム

2024.02.16

家の外も中も!防水工事業者の技と自分でできる防水DIY

 防水工事業者といえば屋根やバルコニーの工事をしている、というイメージが強いかと思いますが、実は家の中でも防水工事が必要な場所があります。そして、防水加工は専門業者にしかできないと思われがちですが、仕上がりや使う材料は違ってきますが、実は、自分でも防水処理が施工できるのはご存じでしたしょうか。

 この記事では防水工事業者の仕事内容や、自分でも防水ができる加工のDIYをご紹介します。

防水工事業者の仕事内容とは

 まずは、防水工事業者の仕事内容をご紹介します。防水工は、建物の屋根などに水が浸入しないように防水層を作り、雨漏りや浸水から建物を守る仕事です。

 建築物の仕上げに携わる職種の1つであり、屋根やバルコニー、ベランダなどに防水処理の施工を行います。防水の施工にはアスファルトやモルタル、シーリング材など、場所や用途によって様々な材料と技術を使い分けます。防水工事の目的は、建物に水を侵入させない事が大前提ですが、建物の強度や美観を保つこと、そしてカビの発生を防ぐことにあります。

 建物に水が建物内部に侵入してしまうと、耐久性が低下し見た目にも影響を及ぼします。漏水によるシミや変色は建物の美観を損ないます。さらに、湿気によってカビが生え、健康にも影響を及ぼす可能性があります。

 定期的な防水工事はこのような問題を未然に防ぎ、建物の耐久性と美観を保つ重要な工事です。

 このように、防水工事業者は建物に防水工事を施して建物全体を守っている職業といえます。

防水工事を自分でするには

 紹介したような防水工事は、足場などが必要になり、施工場所の状態などにより工法の精査が必要になるため、専門的な業者しか出来ない場合が殆どですが、実はご家庭でもDIYする事が出来る箇所や方法があります。

例えをいくつかあげると

  •  ● キッチン周りのコーキング
  •  ● 洗面所周りのコーキング
  •  ● サイディングの目地

など、特に屋内の水回りの防水工事は比較的DIYが可能です。
1つずつ解説します。

キッチン周りのコーキング

 まず、コーキングとはシーリング材のことで、隙間や継ぎ目を密閉し、防水や防湿、断熱などの目的で使用されています。ホームセンターなどで気軽に手に入ります。

 特にキッチンのコーキングは、水や油汚れからの保護や清潔さを維持するために欠かせない作業です。

 手順として、まずは周辺を徹底的に清掃し、古いコーキングを取り除くことが必要です。次にマスキングテープを使って作業範囲を守り、余分な箇所へのコーキングの付着を防ぎましょう。そして、コーキング材の準備をして、コーキングガンを使って均等な力で施工していきます。

 仕上げには丁寧な作業が重要です。シーリングツールや指を使って均等にならし、マスキングテープをはがします。最後にしっかり乾燥を確認して完了となります。

洗面所のコーキング

 洗面所のコーキングもキッチンのコーキングと同様な手順で行います。特に洗面所はキッチンと同様に水をよく使う場所なので、防水はしっかり行いたい場所でもあります。

 洗面と壁に隙間が開いていると、水が入り込んでしまったり埃が溜まってしまいますし、掃除もしにくいです。コーキングをすればそのような問題も解決できます。

サイディングの目地

 サイディングとは、建築材料の一種です。通常は木材、ビニール、セメントファイバーなどで作られ、外観の美しさや耐久性の高さが特徴です。一般的に、家の外壁を覆うために使用されています。また「目地(めじ)」とは、サイディング同士のつなぎ目のことをいいます。

 このサイディングの目地もDIYが可能です。

 手順はキッチンや洗面所のコーキングとほとんど同じで、違う点は屋外ということです。

 雨が当たる場所は古い目地を撤去したら、その日のうちにコーキングをする必要があるため注意が必要です。

 目地を撤去した状態で放置してしまうと、雨水が内側に浸水してしまったり、サイディングが濡れてしまい乾かすのに時間がかかってしまうためです。

防水工事をDIYするメリット

(1)コスト削減

 DIYで防水工事を行う最大のメリットは、やはり、専門業者に依頼するよりもコストが削減できることです。防水工事は専門的なスキルを必要としますが、上記のような箇所は比較的DIYがしやすい場所です。

(2)スケジュールの柔軟性

 専門業者に仕事を依頼すると、職人とのスケジュールに合わせて作業を進める必要があり、立ち会いのために外出予定を調整したり、職人を部屋に招き入れるために、工事場所以外の部屋までも片付けるような作業も発生するかもしれません。

 しかし、DIYであれば自分の都合に合わせて作業できます。これにより、週末や時間が空いたときに作業を進めることができ、自分のペースで行えます。

(3)学びと達成感

 DIYで防水工事を行うことは、新しいスキルを学び、手腕を磨く良い機会となります。自分で問題を完了させる達成感は非常に大きいです。また、家族で作業を行うことで、コミュニケーションの時間として楽しく有意義な1日となるかもしれません。

まとめ

 防水工事業者の仕事は、建物全体を水から守り、美観や耐久性を維持する重要な役割を果たしています。

 一方で、特定の箇所においてはDIYで防水工事が可能です。例えばキッチンや洗面所、サイディングの目地などを自分で施工することで、コスト削減やスケジュールの柔軟性が得られます。

 DIYに挑戦することで新しいスキルを身につけ、作業完了時の達成感も味わえます。建物のメンテナンスにおいて、専門業者とDIYのバランスを見つけることで生活の質の向上にも繋がります。

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